テレビでデング熱より怖いウィルスの第1位は
狂犬病と言ってました。
狂犬病と聞けば犬を想像して「日本は大丈夫だろう」
そう考える人が多いと思いますが、そんな時代ではありません。
たしかに日本では狂犬病で亡くなる人は年に1~2人位で、
ほとんどが外国で犬に噛まれて帰国後に発症するケースが多いです。
しかし、今の時代は外国から色んな動物が輸入されて、
ペットとして飼われている時代です。
なかには正式な手続きを取らずに日本に入ってきた動物は、
当然、狂犬病に感染している可能性もあります。
最近は都会にもアライグマが出没しても珍しくありません。
アメリカなどは実際にアライグマから感染してます。
日本で野生化しているので万が一という可能性もあるでしょう。
1番怖いのは東南アジアやインド、中国などの旅行中に
犬には近寄らないことですね。
日本は本当に安全?
日本は安全そうですが、狂犬病の予防注射の注射率が下がってます。
厚生労働省の調べでは、
平成19年 75.6%
平成20年 74.8%
平成21年 74.3%
平成22年 73.2%
平成23年 72.8%
平成24年 72.4%
あくまで全国平均です。最低の地域は49.6%という結果が!
すぐにどうなるという話ではありませんが…。
エボラも過去に流行ったときは田舎で死者も少なかったのが、
今回の流行は規模が違います。
狂犬病が流行しないことを祈るだけです。
発症したら致死率がほぼ100%という怖さです。
人間の潜伏期間は1~3ヶ月。この時の治療が勝負でしょう。
ウィルスの話は映画や人事のような気がしますが、
2014年にデング熱が流行るなんて誰も考えてません。
この予測不可能な事態が、今後起きるかどうかは…
狂犬病の恐さは知っておいたほうがいいと思います。