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夏ドラマも池井戸潤さんは大人気ですね!『花咲舞が黙ってない』の続編と『民王(たみおう)』がドラマ化されますが、『民王』の原作はまだ読んでないので、早速買って読んでみました。

まず感じたのは、今までの池井戸潤さんとはちょっと違うなーと・・・

ドラマの予告で多少の内容は知ってましたが、コメディ色が強いストーリーになってます。

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池井戸さんもドラマ化は意外だったようで、

『民王』は政治家のドタバタコメディですが、私には政治的信条は一切ありません。ただ、いつも真面目なものばかり書いていると、たまにどうでもいいものを書きたくなるのです。
驚いたことに、このたび、それをドラマ化したいという奇特な人たちが現れました。

「たまにはどうでもいいもの・・・」って言ってるように、読む方も軽く読めたという感じもします。私の場合『民王』の前に『探偵の探偵』を第3巻まで読んだところだったので、正直言うと息抜き感が強かったです。

民王はドラマにすると面白いかもね!?

 

『民王』の登場人物とあらすじ

主な登場人物

武藤泰山:現首相
民政党の城山派。息子の翔と入れ替わってしまい就職の面接を受けることに・・・

武藤翔:泰山の息子
京成大学に通う(2回留年)。泰山と入れ替わり国会で漢字を読み間違い問題に・・・就職活動で意外な面が・・・

武藤綾:泰山の妻
泰山に浮気の代償として1億円を要求。議員になった頃の泰山の志に惚れた?

狩屋孝司:官房長官
泰山から「カリヤン」と呼ばれている。愛人に関係を週刊誌に暴露される。

貝原茂平:泰山の公設第一秘書
32歳で政治家志望。票読みがうまく、その才能は泰山も認めている。

南真衣:京成大学3年
学生起業家 年商数十億円の学生社長。泰山と翔が入れ替わった事件に関係が・・・

村野エリカ:京成大学
2世議員が嫌いというが、実の父は蔵本志郎(両親が離婚)。泰山と同じように父と入れ替わる。

蔵本志郎:憲民党党首
元は泰山と同じ民政党。現在は野党第一党。

新田理:公安第一課 警視
見た目はヤクザ風だが実はキャリア。公安ではピカイチの刑事で記憶力も凄い。腕っぷしが強く何回も泰山を助ける。

冬島一光:共和党党首
マニフェストの医薬品許認可の大幅緩和を実現するために、泰山らを入れ替えさせた黒幕。真衣を利用する。

城山和彦:民政党の大物議員
泰山が所属する城山派のボス。

 

あらすじ(ネタバレ)

首相の武藤泰山と翔(息子)の体が突然入れ替わってしまう。

官房長官の狩屋と秘書の貝原には事実を話し、この危機を乗り越えるまで翔は国会、泰山は就職活動をすることに・・・

泰山は翔の代わりに銀行に面接に行くが、面接官の態度にカチーン!向こうは中身が首相とは知らない、泰山は翔の面接いうことをすっかり忘れてしまう・・・

そのころ国会では翔が貝原の作った原稿で答弁するが漢字が読めなかった・・・

未曾有をミゾユー、直面→ジカメン、低迷→テイマイ、頻発→ハンザツ、派遣労働者→ハヤリ労働者、回避→カイサケ、踏襲→フシュウ、所存→トコロアリ。これが誤読問題に・・・

防衛大臣の真田武彦によると、アメリカ政府からの極秘情報でCIAの最先端技術が盗まれていた。それは潜入スパイの指令伝達、情報授受のために開発され脳波の交換も・・・

泰山も翔も同じ歯医者で親知らずを抜いたときにチップを埋め込まれていたのだった。

泰山の盟友で経済産業大臣の鶴田洋輔が記者会見で酒を飲む大失態!実は鶴田も息子のワタルと入れ替わり、憲民党の蔵本も娘のエリカと入れ替わっていたのだった。

真田によるとCIAの現役幹部が約10億という金のために裏切ったのだ。そのお金が製薬会社から振り込まれていたことがわかった。

民政党は首相の暴言、大臣の泥酔、愛人問題、憲民党は売春クラブ問題でともに支持率が下がり、野党の共和党が支持率を伸ばし憲民党を逆転し民政党に迫る勢いに・・・

泰山の妻・綾の「目的は共和党の支持を伸ばすことでは?」この話を聞いた貝原が共和党のマニフェストを見ると、「医薬品許認可の大幅緩和」と書いてあった・・・

もしかして共和党の冬島は気付いているのでは?

 

泰山は議員会館の冬島の部屋に忍び込むことに・・・

医療関係のファイルを探しているところに、突然冬島がやってきた。そこにタイミングよく公安の新田が家宅捜索令状をもって現れた。翔はなぜ冬島が来たのか気になりエリカに誰かに話したか聞くと・・・

押収した薬品リストの商品名がニューヨークに本部を置く製薬会社だった。

泰山と翔は真衣と約束したホスピスを訪ねた。真衣の母は乳がんで亡くなっていた。その時に海外の薬は未承認で母には使えないという悲しい経験をしていた。それから真衣は・・・

この辺で終わりますが、この後はだいたい想像通りになります。

泰山が戻ったのは体だけではなく、心は妻の好きだった頃に戻るという感じです。

読みながら思ったのは、そういえば実際に◯◯党であった話?未曾有って聞くとピンとくる人もいるのでは?あと記者会見の泥酔とか・・・その辺がヒントになってるみたいですよ!

 

『民王』のドラマ化について

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どこまで原作に忠実なのかわかりませんが、多少変えてもいんじゃないかなーと思います。今までも中身が入れ替わるドラマはたくさんありましたが、『民王』は面白そうです。

どうせなら思いっきりコメディにするといいと思う。中途半端よりやり過ぎくらいが丁度いいかもね。そんな気がしますよ!

遠藤憲一さんもドラマ『不便な便利屋』でコメディしてました。主役が岡田将生でチームナックスも盛り上げてました。大泉洋さんもね!

遠憲さんの政治家っていうのも面白そうだし、今までは刑事・ヤクザ・医者が多いから新鮮かもしれませんよ!入れ替わったあとの演技にも注目したい、20代をどう演じるのかなー

これは絶対ドラマ見なければ!