犯罪

『爆報!THEフライデー』の名前の出せない芸能人事件簿第4弾では、現役の女優が殺人を犯したという衝撃的な事件が放送されました。

事件が起きたのは昭和44年、今から46年も前の事件なので知ってる人は少ないのでは?当時は女優が殺人事件を起こしたということで、新聞や週刊誌にかなり取り上げられたようです。

10/16「爆報!フライデー」男女七人集団変死事件!美人ミュージシャンの実名

お笑い芸人メッタ刺し事件のXとは?爆報フライデー2016/2/5

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「別れ話のもつれ 愛人刺した ヘビ女優」

このような見出しで新聞に掲載されてました。

番組では女優Xと言ってましたが、実名と事件の詳細を書きたいと思います。

 

女優Xの実名は?

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名前は毛利郁子さんです。

怪奇映画でヘビと共演したのが話題になり「ヘビ女優」と呼ばれたそうです。

事件の発端は、プロデューサーでプロレスや歌謡ショーを手掛けるYに、毛利さんのマネージャーが売り込んで自宅に行ったところから始まる。

※ネットではYが水田照正さんとなってますが、私は確証がないのでYとします。

その時すでにYは毛利さんを愛人にしたいと考え、妻を妹と紹介していた。それから1か月後にYから食事に誘われて会うことに・・・そして「この男は頼りになる男」と惹かれたそうです。

その頃の毛利さんは、女優の限界を自分で分かっていて、ドロドロした芸能界も性に合わないと思っていた。そこで考えたのがYと結婚して芸能界から足を洗いたいと・・・

そんなときにYから付き合って欲しいと言われ、不倫関係とは知らずに付き合いが始まったのです。

ここから事件までのカウントダウンが始まるのでした・・・

 

Yに妻がいることを知る!

何気ない一言からYに妻がいることがバレる!

「あんたの奥さんになる人は大変でしょうねー」と言うとYは、

「あれはあれで幸せにやってる」

あれって何?と問い詰められたYは、「前に囲っていた奴とお前も一緒だな」

ここで自分は愛人ということを初めて知ったのです。

 

愛人契約を結ぶが浮気され四角関係に!

30代を迎えた毛利さんは、女優の仕事が減り将来に不安を感じるようになってました。そこで考えたのが結婚は無理でも、せめて金銭的な保証が欲しいと・・・

そしてYと愛人契約を結ぶことに

もし他の女性と関係があるときは、いかなる場合でも、いかなる手切れ金にも応じます。

 

そのわずか1か月後にYは浮気。相手はなんと毛利さんのマネージャー!これで泥沼の四角関係になるのでした。さらにYは手切れ金も払わないと・・・

この時点で毛利さんは精神的にも相当追い込まれてますね。金銭的保証も得られなかったのはキツイですね。マネージャーは誰だろう?

 

事件の詳細と背景

事件は1969年12月14日に起こります。

実は毛利さんには2歳になる息子がいて、Yに認知してもらいたいという思いだけで、殺そうという気持ちはなかったのです。

事件が起きた日はYに頼みに姫路に向かい、万が一の時に脅す目的で刃渡り18cmの包丁を買ってました。それからYに連絡しようと思ったとき、偶然にもYの車を見つけ後部座席にのることに。

パーキングに車を止め、そこでYにお願いしました。

「年が明けたら認知して欲しい、子供が可愛そうだから」

するとYは、「自分の家を売って何とかしろ、自分で産んだ子供の責任くらい自分で負え」

このあまりにも冷たい言葉を聞いて、思わず包丁で刺してしまったのです。包丁は腹から背中まで貫き大動脈が切断され出血多量で死亡。

 

殺人なのになぜ懲役5年になったのか?

殺人事件で普通は懲役5年というのは短いですよね。それはなぜか?

Yは運ばれた病院の先生にこう言ったそうです。

「自分でやったと皆んなに言ってくれ」

不思議な感じもしますが、もしかしてYの心の中には毛利さんと子供に対しての愛情があったのかもしれません。あくまで想像ですが、裁判でYの妻が証言した言葉がそう思わせる内容でした。

夫は最後まで自分でやったと、彼女をかばい続けたのは、よっぽど好きだったのでしょう。夫の趣旨も汲んで寛大なご処置をお願いします。

 

他にも共演者が減刑の嘆願書を提出したという話もありますが、最終的に子供がいることも情状され懲役5年という判決になりました。その後は模範囚となり3年後に仮釈放されてます。

現在は82歳になってると思いますが、どうされてるのか不明です。実家の高知にいるのでしょうか?1984年のドキュメント番組では「そっとして頂けないでしょうか」と電話で言ってたので、マスコミ関係も連絡してないのでは?

 

感想…

このような事件があったとは知りませんでした。これが今の時代なら大変な事になってますよね。テレビから週刊誌まで大騒ぎになるでしょう。

この事件と他の事件を比較することはできませんが、被害者の妻が情状酌量を求めるような証言は非常に珍しいケースですね。40年以上前にこのような事件があったとは、テレビを見なかったら分からなかったと思います。

子供のことが絡む事件はなんとも言えない気持ちになります。これからの時代は介護問題から高齢者の事件が増えそうで、何とかして欲しいものです。自分が高齢になった時が怖い・・・