「探偵の探偵」の第9話が放送されましたが、やっぱり死神の正体を明かすのは第10話になりそうですね。もしかすると第11話の最終回まで引っ張りそうな気も・・・
ほぼ原作通りの内容になってますが、ストーリーの一部で関わる人物が変わるくらいですね。もうすぐ死神の正体がわかりますが、死神の意外性が「探偵の探偵」の面白さでもあります。
あと細かいことですが、スマ・リサーチ社の社員の出演機会や須磨社長との絡みが多いのもドラマならではと思います。玲奈(北川景子)だけならドラマはすでに終わってますから・・・
それでは第10話のあらすじを予想したいと思います。ネタバレが嫌な人はご遠慮ください。
『探偵の探偵』第10話のあらすじ予想
玲奈(北川景子)は、探偵各社の対探偵課の鴨居秀一(梶原善)、児玉庄治(葛山信吾)、黒川勇介(袴田吉彦)の3人に消えてくれと言ってウィークリーマンションに戻った。
玲奈が部屋にいると突然の物音とともに窓ガラスが割れ、ガスマスクを着け背中に農薬を散布する噴霧器を背負っていた男が入ってきた。沼園賢治だった!
沼園が白いガスを噴射し、玲奈はスタンガンを取ろうとしたが意識が朦朧として体が動かなかった。 「凛はどこにいる」 玲奈は苦しくて声が出ない。沼園がさらにガスを噴射すると体は麻痺し意識が遠のいた・・・
その時、急に噴射が止まり沼園が頭から血を流して膝から崩れ落ちた。そこには探偵の黒川が立っていた。 鴨井と児玉も部屋に入ってきて窓を開け放ち、玄関のドアを開けると風が吹き抜けた。 ※玲奈を助けたのは桐嶋でした。
そこに竹内調査事務所の竹内勇樹社長(岩松了)が入ってきた。 玲奈は「警察に突き出したいなら早くして、私が逮捕されれば業界は安泰でしょ」 と言うと、竹内は好き勝手に暴れている理由を把握しないと世間から笑われると言った。
そして沼園のリュックからファイルを取り出して見ると、そこには凛が玲奈と琴葉の3人でスマ・リサーチ社を出たこと、玲奈が借りたウィークリーマンションの住所が書かれていた。
竹内が言った。 「聞いたことない探偵だな、女か。澤柳菜々と書いてあるが」 玲奈は竹内からファイルを取って見ると、今までは無記名だったのに、調査担当者・探偵=澤柳菜々と書かれていた。
沼園が噴射したのは威力は弱いがマスタードガスと同じ成分。澤柳に教えてもらったのか?沼園は澤柳に1度も会ったことがなく、調査報告書の受け渡しは電車の消火器の裏に入れられていたという。
今回は澤柳から凛の居場所を教えると接触してきたと沼園は言った。 竹内から違法業者にそこまでするのかと言われた玲奈は、須磨に迷惑がかかると思い6年前に岡尾に妹の居場所を教えたのが澤柳菜々だったと話した。
竹内は他の探偵に、各社の澤柳の情報を持ち寄ろうと提案。児玉は警察に報告義務があると言ったが、竹内は報告するにも調査が完了してない。澤柳も紗崎玲奈も違法な探偵は私たちで明らかにすると・・・
竹内の表情から友好的ではないことが玲奈にはわかった。
※桐嶋が沼園から情報を得るのは原作を変更してますね。
琴葉は彩音のところへ行くが罠だった!
琴葉は線路沿いを走っていた。 時計を見るともうすぐ七時になる。なんとか間に合って欲しいと思いながら走り続けていた。途中で凛(門脇麦)から電話がきたが無視した。
踏切が近づいてきたときに、線路の向こう側に警報機に赤く照らされた人影が見えた。姉・彩音(中村ゆり)だった。「お姉ちゃん」と呼ぶと、彩音は手を振った。その時、警笛とともに電車が横切り通り過ぎていった。そこには彩音の姿はもうなかった・・・
琴葉は踏切を渡ったが彩音はいない。すると「琴葉」と姉の声が後ろから聞こえた。琴葉が「良かった」と言うと、彩音は「自殺を決心してよかったの?」と答えた。
一緒に帰ろうと言う琴葉に、彩音は両腕を広げ、子供の頃のように抱きついてきてと言う。琴葉はそんな気持ちになれない。すると「あの女が好きなの?玲奈は抱きしめてくれたんでしょ。甘えて添い寝もするんでしょ」 そして、「菜々が教えてくれたもん」と彩音は言った。
「えっ、菜々って」と琴葉が考えてると、急に羽交い締めにされてはじめて事情がわかった。逃げようともがいたがさらに締めが強くなるだけだった。
彩音が携帯用酸素吸入器を持って近づいてきた。 琴葉は息を吸わないようにこらえたが、少しづつ吹きこまれ体の中に入っていった。そして琴葉の意識は遠のいていった・・・
澤柳菜々は男になっていた?
玲奈は竹内調査事務所のワンボックスカーに乗っていた。そこには各社の対探偵課が数人乗っていて玲奈からすると異様な光景だった。 澤柳についての調査はどこも似た内容だったが、株式会社MPIだけは少し変わった情報を得ていた。
大磯の話によると澤柳菜々は最後の夫と死別後に合法的に名前を変更していて、現在の名前は澤柳邦夫で男になっていた。 家裁に記録があるのに気付かなかったのは、澤柳の関係書類だけが盗難にあい、関係データも消去され澤柳邦夫の新戸籍だけが残っていた。
株式会社MPIが別件で調査中に澤柳の名が浮上したが、調査依頼がないので今まで問題視しなかった。澤柳邦夫はハローワークで仕事を探しているようだが現住所はわからない。ただ再調査の結果、電話番号だけがわかった。そして局番から調べて車で近辺まで来ていた。
黒川が近所にピザ屋を見つけて電話をかけると、澤柳邦夫の電話番号が登録されていて住所がわかった。しかし、玲奈は腑に落ちなかった。澤柳菜々がこんなミスをするのか・・・
※須磨社長が玲奈の父と会うのも原作にはありません。
目が覚めた琴葉の前には・・・
琴葉は目が覚めた。周りを見てむき出しのコンクリートなどから工場の中と思われる。琴葉は立とうとしたが体がイスに縛り付けられて動けなかった。上の方から機械音が響いていたが、それに紛れて悲鳴に近い叫び声も聞こえた。
その声は少し離れたところにあるバスタブから聞こえているようだ。そのバスタブからケーブルが伸びていて心電図検査器に繋がりモニターには波形のグラフが見えた。 琴葉は背中を伸ばしてバスタブを見ると、ロープで何重にも巻かれ胸に心電図の電極を貼られた彩音が横たわっていた。
彩音は叫んでいた「コンクリートなんか嫌だ、お願いだから助けて」 琴葉が「お姉ちゃん」と叫ぶと、「琴葉」と泣き叫ぶ声が返ってきた。そして「あんたからも言って、菜々にやめさせて。コンクリートなんていやだ」琴葉には意味がわからなかった。
「やめて菜々、約束どおり琴葉を連れてきたでしょ」
「殺すならクズ女にしてよ。あの糞女、紗崎玲奈。すべてあいつのせい」
彩音の声はバスタブの上にあるノズルからでる音にかき消された。ノズルから半固形の泥がバスタブに注がれ、悲鳴を上げる彩音の声も徐々に小さくなり、やがて満杯になると止まった。
泥が硬化していくのを見た琴葉は、彩音の言っていた意味がわかった。泥はコンクリートだったのだ。心電図の波形がゆるやかになり、やがて止まった。心肺停止。 琴葉は泣きわめいた・・・
第10話はここまでと予想します。
※原作からの変更点はコンクリート工場ではないこと、それと彩音をバスタブに入れてコンクリートを流すのではなく点滴だったという点です。
予想が大きく違ったのは死神の正体が市村凛とわかったことですね。最終回まで引っ張るかと思ったのですが・・・最終回も予想したので参考にどうぞ!
最後に
第10話の予想をしてみると、やはり死神の正体が明かされるのは第11話(最終回)になりそうです。最終回は拡大するのかな?いよいよ玲奈と死神の決着がつきますからね。
玲奈の妹・咲良が岡尾に殺害されてから6年も追いかけてきた死神。やっと妹の敵討ちができる。玲奈には特別な感情が湧いて当然ですよね。
その辺を10話・11話で北川景子さんがどのような演技をするかが見所です。あと最後に玲奈と琴葉が彩音の一件から微妙な関係になるところがどう表現されるか、それによってSPがあるかどうかがわかるような気がします。
原作は4巻なのでドラマにはSPを期待します!