『ようこそ、わが家へ』の最終回が放送されました。原作に沿いながらも意外な展開が面白かったです。まさかニット帽の男が市川猿之助さんなんて、嵐のメンバーという噂もありましたが違いましたね。いい意味でやられたって感じです。
沢尻エリカさんがもっと大きなことに関わっていると予想してましたが、倉田家に対する嫌がらせに感情が動いたということで、ちょっと安心!
最終回をまとめ(ネタバレあり)
前回、ニット帽の男が倉田家の塀にペンキで落書きした時に、なぜ防犯カメラの存在を知っていたのか?もしかして神取(沢尻)から情報が漏れた?と思っていたら、
「円タウン出版」に盗聴器が!
どうりで健太(相葉)達の行動が筒抜けだったわけです。もちろん倉田家の防犯カメラの存在も・・・
事件のきっかけは神取(沢尻))だった!
神取(沢尻)が「どっかで見たことあるような気がするんだよなー」と言っていた意味がわかりました。実は「ニット帽の男」赤崎信士(市川)と出版社の集まりで会っていたのです。その時に名刺交換して写真も撮ってます。
それから赤崎(市川)は神取のことが気になり、メールで何度か食事に誘ったが返事はなかった・・・そして赤崎は偶然にも神取を見掛けて思わず近づいた場所が、事件の発端となった「駅のホーム」だったのです。
そこで健太に注意された時に転び、しかも好意を持っていた神取は自分のことを覚えてない、さらに注意までされて恥をかきプライドが傷つけられた。その恨みの矛先が健太に・・・つまり「逆恨み」だったのです。
神取は犯人が誰か先に気付いていた!
健太は「ニット帽の男」がしていたネックレスから『Mammon’s heart』というブランドを突き止め、神取とショップに向かう。そこでネックレスを買った男を聞こうとするも個人情報を理由に断られた。その時にパソコンの画面をチラッと見た神取は「赤崎信士」の名前を見つけた。
神取は円タウン出版に戻って名刺を探し、青嵐出版「赤崎信士」の名刺を見つけ1人で出掛けた。そして赤崎の家を突き止めて、健太がされたのと同じように自転車のサドルを切ったのです。
神取の「黒い感情」が湧いたのは、自分を家族のように優しくしてくれる倉田家が苦しんでいるのに、赤崎が平然と暮らしているのが許せなかった。そして倉田家が一番嫌がる事をしてしまった。「名無しさん」と同じことを・・・
その後、警察に出頭してこっぴど叱られ、サドル代を弁償して神取の心も軽くなった。そこには健太の助けが・・・
大まかですが、最終回はこんな感じでした!
ドラマを見終わった感想
原作の主役である倉田太一(寺尾)から健太に変え、さらに神取明日香を新たに登場させたことで面白さが増したと思います。太一と真瀬(竹中)の戦いは抑えられましたが、その分、珪子(南果歩)と七菜(有村加純)も事件に巻き込まれることで怖さが増しました。
中野裕太さんと阪田マサノブさんは事件とは関係ありませんでしたね。深読みして犯人と関係あると思っちゃいました。それが作戦だったのかな?
神取は本を出版しなかったけど、最後が「黒い感情に突き動かされ、復讐に走ってしまった愚かな私自身の物語」が、「愚かな私が倉田健太に救われた物語である」に変更されたところをみると、本当に心が軽くなったのがわかります。
あと「円タウン出版」の蟹江(佐藤二朗)が業界では知らない人がいないほどの人物だったとは・・・緊張感のあるドラマの中で、唯一なごませてくれましたね。どうやらシルビアちゃんと結婚?したみたい。
神取が本を出版、イラストはもちろん健太です。タイトルがウケました。「1万回メールを拒否られても幸せを掴んだ中年男(おやじ)の話」。1万回ってスゴイ!蟹江が幸せになってよかった。
原作にない人物やキャスティングが、うまくドラマに溶け込んでいて私は良かったと思ってます。
戦いは続くのか?
気になるのは最後にまた花壇が壊されていたこと。犯人は赤崎しか想像できませんよね。在宅起訴で罰金だし、健太に対する恨みの炎はまだ燃えてそう・・・
まだ戦いは続くようなエンディング!続編はないと思うけど、完全オリジナルのスペシャルがあるかも?個人的には見たい。ってあの終わり方はね~
夏ドラも池井戸潤さんのドラマが続きます。「花咲舞が黙ってない」、「民王」。今から楽しみです。